こんな夜更けにバナナかよ

がプライムビデオになっていたので早速視聴しました。まず初めにレビューですが実話の映画化ということですので、脚本や原作にも書けなかったこととか難しい制約のなかでの映画の作り方だったと思うので、まず良く映像化したな。というのが正直な感想です。主人公の性格や周りの方の彼への接し方など様々な疑問点は拭えないですが、映画としての出来はアマゾンの評価的には星4という所でしょうか。確かに感動を誘う場面も確かにありますが主人公の性格が、視聴後、段々”この作品を評価してはいけない”という結論に至りました。所詮、映画は娯楽として見れる方ならおススメできます。


ここからは視聴後、又はみる気ないよ!って方のみお読みください。ネタバレ含みます。


 見ていて一番先に考えだしたのは、ボランティアなんぞや?ということです。なぜ戦争で地雷や枯葉剤を使うのか?それは相手国の戦力を奪うことに他なりません。生かさず殺さずといのが人もお金も一番使うからです。命が一番重いという刷り込まれている世界共通の事。だから戦争ではこんな非道なことがまかり通るんですよね?戦争は。


 話がだいぶ飛びましたが、ボランティアは大切なことです。絶対必要です。ただこの主人公の性格が ”最後までこんな人に振り回されていいのかい?”と疑問符がついてしまいます。僕は。最初から、この主人公は開き直り”にしか見えませんでした。極、稀です。こんなにはっきり言える人は健常者でもね。(もちろん大泉洋さんの演技だから成しえた部分が大半だ思いますが)何かしてほしいと言うのは健常者でも大変ですものね。


 こんな性格の人を「私が支えなきゃ誰がやる!」となるのはこちらも稀でしょう。(笑)


だいぶ昔の美談として見るなら、見れますが、現在の医療体系 現場。セクハラ問題を考えれば、あってはならないことが多すぎます。(こういう意図を含めたのかもしれませんが)一人のわがままに何百人もの手を借りて生きる。想像を絶する苦労だったかもしれません。ですが…。


そう、「ですが」が、ついてしまうんですよね 各エピソードに。主人公の無茶振りに周りが振り回されて「正直に生きろ」という。そして母親には「自分の時間を大事にしろ」というが、自分は24時間誰かが、いないと何も出来ないという。矛盾というかなんというか。


必死で生きている人には何ひとつ響かないストーリーだと思います。ストーリーの没入感よりも自分の考え方の方向性を確認させられるというか・・・


なんだかんだ こういう感想を残せる映画ではあるけど。


そうこんな夜更けに記事書いてるのかよ! です。

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